シルバーの研磨工程
当ブランドの製品はロストワックス製法と呼ばれる技法を中心に製作しております。
鋳造という過程を経て銀製品となります。
お店に置いてありますシルバーはピカピカと輝いておりますが
鋳造後のシルバーはこの様に光輝いてはおりません。
【バレル研磨後の画像】

本来キャスト後(鋳造後)は銀色ではなく真っ白なのですが
画像を用意できなかたのでごめんなさい…
【湯道が付いた状態】

リング後ろにポチっと出っ張りがあるのがわかりますでしょうか?
これが型に銀を流し込んだ際に銀が通る道です。
上記の状態から研磨を開始いたします。
★まずは湯道を落とします。
ヤスリ等を使い出っ張っている湯道を削って落とします。
ワックスの時点でサイズ調整しているので調整部も綺麗に整えます。
ちなみにうちでは在庫があってもロウ目が出る為
基本的に地金でのサイズ調整をしての出荷はしません。

★キャスト後はリングが真円ではなく若干歪んでおりますので
このような芯金という棒に差込み木槌でたたき真円に形を矯正します。

【研磨開始】
ここから研磨が開始されます。
研磨は職人さんやブランドさんにより使用される工具も工程も大きく変わります。
ここでは私の工程を簡単に紹介いたします。
なお、申し訳ないのですがどんな工具を使用しているかは
企業機密ですので伏せさせていただきます。
参考までに通常主に使用される道具は
サンドペーパー、ブラシ、シリコーンポイント、バフ等があります。
どんな仕上がりの状態にするかで使用される工具も変わって参ります。
専門店に行かれると研磨工具の種類の豊富さに驚かれる事でしょう。
■研磨一段階目
研磨開始です。
まずは荒目のペーパーなどで全体を磨きます。
この段階で鋳造欠陥などがないか確認します。
万一欠陥があった際はこの段階で修復します。

■研磨二段階目
1段階目より細かい番数の研磨工具で磨きます。
研磨は荒い番数のペーパーヤスリなどから徐々に細かい番数に変更して行います。
非常に技術と手間がかかる作業です。

■研磨三段階目
徐々に番数を上げて磨いていきます。

■研磨四段階目
さらに細かい番数で磨きます。

■研磨五段階目
もっとさらに細かい番数で磨きます

■燻し工程
今回はスカルリングですので迫力を出す為に目の部分などを黒くします。
燻す方法も色々ありますが一番簡単な方法は専用液に浸す事です。
当方は独自の方法にて行っておりますがそれも秘密です。(笑)

■研磨五段階目
燻しの部分を残しつつ磨きます。
この時点で燻しの残り具合などをチェック。
足りない際はさらに燻して磨くを繰り返します。
この工程は複数の種類の研磨工具を使用しております。

■研磨六段階目
ここまではバフ掛けをしておりませんがこの時点でかなり輝いております。

■研磨六、七段階目
研磨剤2種類を使用してバフ掛けをします。
もう画像では違いはほとんどわからないと思いますけどね。(笑)

■最終研磨
研磨傷を消す為に上記の研磨剤を使用してバフ布の種類を交換してさらに研磨し
研磨作業終了!!
ここからリングに触れる際は指紋など付着しないように手袋を着用いたします。

※かなりざっくりと紹介しましたが
同じ工程でも複数の形状の研磨工具を使用したりしておりますが
全て載せると長くなりますので一部省略させていただいております。
皆さんのお手元に届くまでジュエリーは色々な工程を
職人さんの手によって行われていているのです。
研磨1つでも結構手間がかかっているんですよ~!
ちなみに今回ご紹介に使用したリングは
好評をいただいておりますThe Seven Deadly Sins 【Ira -憤怒-】リングです。
商品ページはこちら

【Silver Accessories J.O公式HP】
http://www.h7.dion.ne.jp/~j.o/
【J.O公式モバイルサイト】
http://www.h7.dion.ne.jp/~j.o/m/m_index.html
【ショッピングはこちら】
http://galleryjo.cart.fc2.com/
鋳造という過程を経て銀製品となります。
お店に置いてありますシルバーはピカピカと輝いておりますが
鋳造後のシルバーはこの様に光輝いてはおりません。
【バレル研磨後の画像】

本来キャスト後(鋳造後)は銀色ではなく真っ白なのですが
画像を用意できなかたのでごめんなさい…
【湯道が付いた状態】

リング後ろにポチっと出っ張りがあるのがわかりますでしょうか?
これが型に銀を流し込んだ際に銀が通る道です。
上記の状態から研磨を開始いたします。
★まずは湯道を落とします。
ヤスリ等を使い出っ張っている湯道を削って落とします。
ワックスの時点でサイズ調整しているので調整部も綺麗に整えます。
ちなみにうちでは在庫があってもロウ目が出る為
基本的に地金でのサイズ調整をしての出荷はしません。

★キャスト後はリングが真円ではなく若干歪んでおりますので
このような芯金という棒に差込み木槌でたたき真円に形を矯正します。

【研磨開始】
ここから研磨が開始されます。
研磨は職人さんやブランドさんにより使用される工具も工程も大きく変わります。
ここでは私の工程を簡単に紹介いたします。
なお、申し訳ないのですがどんな工具を使用しているかは
企業機密ですので伏せさせていただきます。
参考までに通常主に使用される道具は
サンドペーパー、ブラシ、シリコーンポイント、バフ等があります。
どんな仕上がりの状態にするかで使用される工具も変わって参ります。
専門店に行かれると研磨工具の種類の豊富さに驚かれる事でしょう。
■研磨一段階目
研磨開始です。
まずは荒目のペーパーなどで全体を磨きます。
この段階で鋳造欠陥などがないか確認します。
万一欠陥があった際はこの段階で修復します。

■研磨二段階目
1段階目より細かい番数の研磨工具で磨きます。
研磨は荒い番数のペーパーヤスリなどから徐々に細かい番数に変更して行います。
非常に技術と手間がかかる作業です。

■研磨三段階目
徐々に番数を上げて磨いていきます。

■研磨四段階目
さらに細かい番数で磨きます。

■研磨五段階目
もっとさらに細かい番数で磨きます

■燻し工程
今回はスカルリングですので迫力を出す為に目の部分などを黒くします。
燻す方法も色々ありますが一番簡単な方法は専用液に浸す事です。
当方は独自の方法にて行っておりますがそれも秘密です。(笑)

■研磨五段階目
燻しの部分を残しつつ磨きます。
この時点で燻しの残り具合などをチェック。
足りない際はさらに燻して磨くを繰り返します。
この工程は複数の種類の研磨工具を使用しております。

■研磨六段階目
ここまではバフ掛けをしておりませんがこの時点でかなり輝いております。

■研磨六、七段階目
研磨剤2種類を使用してバフ掛けをします。
もう画像では違いはほとんどわからないと思いますけどね。(笑)

■最終研磨
研磨傷を消す為に上記の研磨剤を使用してバフ布の種類を交換してさらに研磨し
研磨作業終了!!
ここからリングに触れる際は指紋など付着しないように手袋を着用いたします。

※かなりざっくりと紹介しましたが
同じ工程でも複数の形状の研磨工具を使用したりしておりますが
全て載せると長くなりますので一部省略させていただいております。
皆さんのお手元に届くまでジュエリーは色々な工程を
職人さんの手によって行われていているのです。
研磨1つでも結構手間がかかっているんですよ~!
ちなみに今回ご紹介に使用したリングは
好評をいただいておりますThe Seven Deadly Sins 【Ira -憤怒-】リングです。
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【ショッピングはこちら】
http://galleryjo.cart.fc2.com/
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テーマ : アクセサリー・ジュエリー福袋 - ジャンル : ファッション・ブランド
研磨工程
今日は商品価値を左右すると言っても過言ではない研磨工程についてお話します。
シルバーに関わらずジュエリー全般この研磨工程は避けては通れないのですが
原型が優れていても研磨1つでその価値を下げる事もあります。
実は私はこの研磨に拘るあまり
物にもよるがリングなら1日に2個仕上げるのがやっとで
うちの髑髏腕輪なら仕上げに2日間かけております。
いや、1個30分で仕上げる事も可能なのですが
私の納得出来る仕上がりにするにはどうしてもこれだけの時間を要してしまうのだ。
例えば最終仕上げに強力なバフモーターをかければ
時間も大幅に短縮できていいかも知れません。
しかし、同時にディテールまでもが削られるのが我慢できないのです。
うちのアイテムはそのディテールがもっとも重要な部分であるので
そこが失われてしまってはまったく意味がないのです。
とは言え恐らくその部分はわかる人にしかわからないのでしょうが
それでもそこは譲れない部分なのです。
なので仕上げ作業はすべてハンドモーター(リューター)にて行い
研磨工具である先端ポイントはキャストの仕上がりやアイテムにもよりますが
下地処理で最低6種類+最終研磨工程のバフ掛けだけで3種類のバフと2種類の研磨剤を使用しております。
当然同じ荒さのポイントでも大きさ形状を使い分けたり
さらに違う荒さのポイントを使ったりと
厳密にいうともっと色々な種類を使用しているのですけどね。
いぶしの工程も納得できる色合いになるまで磨いてはいぶして…
を繰り返し行っているのです。
こんな非常に時間がかかる事を全工程私1人で行っているので
どうしても大量生産ができないのです。
たまに問い合わせでどこか実店舗に置いていないのですか?
との声をいただきますが、このような理由もあり
あまり実店舗販売には積極的になれないのです。
とはいえ、やはり実際に手に取っていただき
納得してご購入していただきたい気持ちもあるのですけどね…
どうしたもんですかね~(苦笑)
【Silver Accessories J.O公式HP】
http://www.h7.dion.ne.jp/~j.o/
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シルバーに関わらずジュエリー全般この研磨工程は避けては通れないのですが
原型が優れていても研磨1つでその価値を下げる事もあります。
実は私はこの研磨に拘るあまり
物にもよるがリングなら1日に2個仕上げるのがやっとで
うちの髑髏腕輪なら仕上げに2日間かけております。
いや、1個30分で仕上げる事も可能なのですが
私の納得出来る仕上がりにするにはどうしてもこれだけの時間を要してしまうのだ。
例えば最終仕上げに強力なバフモーターをかければ
時間も大幅に短縮できていいかも知れません。
しかし、同時にディテールまでもが削られるのが我慢できないのです。
うちのアイテムはそのディテールがもっとも重要な部分であるので
そこが失われてしまってはまったく意味がないのです。
とは言え恐らくその部分はわかる人にしかわからないのでしょうが
それでもそこは譲れない部分なのです。
なので仕上げ作業はすべてハンドモーター(リューター)にて行い
研磨工具である先端ポイントはキャストの仕上がりやアイテムにもよりますが
下地処理で最低6種類+最終研磨工程のバフ掛けだけで3種類のバフと2種類の研磨剤を使用しております。
当然同じ荒さのポイントでも大きさ形状を使い分けたり
さらに違う荒さのポイントを使ったりと
厳密にいうともっと色々な種類を使用しているのですけどね。
いぶしの工程も納得できる色合いになるまで磨いてはいぶして…
を繰り返し行っているのです。
こんな非常に時間がかかる事を全工程私1人で行っているので
どうしても大量生産ができないのです。
たまに問い合わせでどこか実店舗に置いていないのですか?
との声をいただきますが、このような理由もあり
あまり実店舗販売には積極的になれないのです。
とはいえ、やはり実際に手に取っていただき
納得してご購入していただきたい気持ちもあるのですけどね…
どうしたもんですかね~(苦笑)
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【アクセサリーの制作】平甲丸リング
アクセサリーの制作方法についてブログにて基本的な事を説明して参りましたが
工具とかロストワックスとかそんなのはいいから
作り方を紹介しろよという声が聞こえて来そうなので
ここで簡単に紹介しちゃいま~す!
え~、今回はこちら
【ワックスによる甲丸リングの制作】
(画像をクリックすると拡大画像がご覧いただけます。)

使用するのはチューブワックスでございます。
今回は緑を使用しましたがお好みの硬さの物をご使用くださいませ。
1.ラインを引く

作りたい太さを切り出す為にワックスにラインを引きます。
2.切り出します

引いたラインの太さに糸ノコ等で切ります。
この際にワックスを回しながら少しずつ切ると綺麗に切れます。
ワックスを固定して切ると斜めに切れたりしますので注意してください。
3.サイズを合わせます

作りたいリングサイズにリーマーと呼ばれる工具にて
内径を削り広げます。
ヤスリでも可能ですが、リーマーがあると綺麗にすばやく出来るので
リングを作る際はあった方がいいですね。
4.厚み調整その1


リングの厚みを調整します。
カニコンパスにて欲しい厚みの所に線を引き
見やすい様にヤスリにて線の部分まで角を落とす感覚で削っていきます。
5.厚み調整その2

角を落とした部分を確認しながら全体を削り厚みを調整します。
6.リング内側を削る

指馴染みがよいリングを作るには写真の様にリング内側の角を落とすように削ります。
この作業は着け心地を左右する非常に重要な工程でもあります。
ちなみに平打ちリングでしたらこれでほぼ完成です。
7.丸くする

今回は甲丸リングという事ですので
上にて完成した平内リングの面をヤスリを使用して丸くしていきます。
リング表面に中心線を引いておくと基準がハッキリ見えて作業しやすいと思います。
8.最終仕上げ

上記で出来たリングはまだヤスリの痕等でザラザラと傷が多くあるはずですが
この傷をスパチュラや、紙ヤスリを使用して削って消していきます。
9.完成!

紙やすりなどで傷を取り去ったら専用液、もしくはストッキングやフェルトなどで
磨くとワックスが光を反射する程につるつるに綺麗になります。
以上で原型は完成です。
このワックスをキャストすると銀や金などの甲丸リングになるわけですね。
注意点:
このワックス原型に僅かでも傷がありますとその傷がそのまま出てしましますので
キャスト後の研磨作業等を考慮するとワックス原型の時点で可能な限り傷等は消しましょう!
余談:
ちなみに私はこの甲丸の原型を写真撮ったりネットで動画みたり(ふざけすぎw)
ダラダラやりながら約1時間でつくりました。
この記事を書く時間の方が長かったりします…アセ
プロなら20分ほどで作ってしまうこのリングですが
余程器用な方やなにか造形の経験がある方でないと
なかなか綺麗な円にならなかったりするかも知れませんが
くじけず何度でもチャレンジしてくださいね!(笑)
最後に…
こうやって作るんだ~へぇ~と思ったらしたの拍手ボタンをぽちっとなしてくださいね!
【制作方法のその他の記事】
http://galleryjo.blog20.fc2.com/blog-category-10.html
【Silver Accessories J.O公式HP】
http://www.h7.dion.ne.jp/~j.o/
【J.O公式モバイルサイト】
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作り方を紹介しろよという声が聞こえて来そうなので
ここで簡単に紹介しちゃいま~す!
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使用するのはチューブワックスでございます。
今回は緑を使用しましたがお好みの硬さの物をご使用くださいませ。
1.ラインを引く

作りたい太さを切り出す為にワックスにラインを引きます。
2.切り出します

引いたラインの太さに糸ノコ等で切ります。
この際にワックスを回しながら少しずつ切ると綺麗に切れます。
ワックスを固定して切ると斜めに切れたりしますので注意してください。
3.サイズを合わせます

作りたいリングサイズにリーマーと呼ばれる工具にて
内径を削り広げます。
ヤスリでも可能ですが、リーマーがあると綺麗にすばやく出来るので
リングを作る際はあった方がいいですね。
4.厚み調整その1


リングの厚みを調整します。
カニコンパスにて欲しい厚みの所に線を引き
見やすい様にヤスリにて線の部分まで角を落とす感覚で削っていきます。
5.厚み調整その2

角を落とした部分を確認しながら全体を削り厚みを調整します。
6.リング内側を削る

指馴染みがよいリングを作るには写真の様にリング内側の角を落とすように削ります。
この作業は着け心地を左右する非常に重要な工程でもあります。
ちなみに平打ちリングでしたらこれでほぼ完成です。
7.丸くする

今回は甲丸リングという事ですので
上にて完成した平内リングの面をヤスリを使用して丸くしていきます。
リング表面に中心線を引いておくと基準がハッキリ見えて作業しやすいと思います。
8.最終仕上げ

上記で出来たリングはまだヤスリの痕等でザラザラと傷が多くあるはずですが
この傷をスパチュラや、紙ヤスリを使用して削って消していきます。
9.完成!

紙やすりなどで傷を取り去ったら専用液、もしくはストッキングやフェルトなどで
磨くとワックスが光を反射する程につるつるに綺麗になります。
以上で原型は完成です。
このワックスをキャストすると銀や金などの甲丸リングになるわけですね。
注意点:
このワックス原型に僅かでも傷がありますとその傷がそのまま出てしましますので
キャスト後の研磨作業等を考慮するとワックス原型の時点で可能な限り傷等は消しましょう!
余談:
ちなみに私はこの甲丸の原型を写真撮ったりネットで動画みたり(ふざけすぎw)
ダラダラやりながら約1時間でつくりました。
この記事を書く時間の方が長かったりします…アセ
プロなら20分ほどで作ってしまうこのリングですが
余程器用な方やなにか造形の経験がある方でないと
なかなか綺麗な円にならなかったりするかも知れませんが
くじけず何度でもチャレンジしてくださいね!(笑)
最後に…
こうやって作るんだ~へぇ~と思ったらしたの拍手ボタンをぽちっとなしてくださいね!
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【アクセサリーの製作】道具の使い方
【道具の基本的な使い方】
今回はよく使う道具の使用方法をご説明いたします。
まず始めに
基本的に作業をする時はこのようなスリ板と呼ばれる板の上で行います。
まあ、ワックスを削るのでしたらなくてもさほど苦労はしませんが
銀板を切ったりする時等はこのスリ板があると大変便利です。

板はこの様に使用します。
一般的に大きい木材などを切る時はノコギリを前後に動かし物を切りますが
彫金等ではこの様に上下に動かし物を切断するのが基本です。

その為にスリ板は机よりも少し出っ張っていて
切る際に物を固定しやすいように丸い穴が開いております。
よく考えられてますでしょ?(笑)
そして糸鋸は画像のような形状になっております。

この場合下に引いた際に物が切れていきます。
通常は刃を下向きで使用しますが職人の中には刃を逆にセットして使用する方もいらっしゃいます。
この糸ノコの刃は非常に折れやすいです。
初心者の方は恐らくボキボキ折ってしまうかと思います。
折れないようにするには力を入れない事と垂直にまっすぐ上下に動かす事でございます。
お次はヤスリでございます。
ヤスリも同様に方向がございます。

押すと対象物が削れていきます。
よくヤスリを使う時に前後へと擦りつけますが
実は引く際に力を入れると削れないばかりかヤスリを傷める事にもなるそうです。
なのでヤスリを使う時は押す側だけに力を入れ引く際は力を抜きましょう。
ちなみに私は戻す際は物に当てず一度離してから行っています。
ヤスリをかける時の基本はこの様に対象物と直角にかけます。

このようにヤスリが斜めになってしまうとヤスリが当たっている角だけ削れて
余計な溝が出来たり斜めに削れてしまったりしてしまいます。

まずはこのヤスリ掛けの基本を覚えるといいでしょう。
実際作業をしていくと例外も出てくるかも知れませんが
まずはこの基本で面をきっちり出せるように練習しましょう。
面だしは基本中の基本でございますです。
じゃあ、偉そうに言っているお前はちゃんと出来てんのかよ!?
って質問は受け付けません!(笑)
前を見る
【Silver Accessories J.O公式HP】
http://www.h7.dion.ne.jp/~j.o/
【J.O公式モバイルサイト】
http://www.h7.dion.ne.jp/~j.o/m/m_index.html
【ショッピングはこちら】
http://galleryjo.cart.fc2.com/
今回はよく使う道具の使用方法をご説明いたします。
まず始めに
基本的に作業をする時はこのようなスリ板と呼ばれる板の上で行います。
まあ、ワックスを削るのでしたらなくてもさほど苦労はしませんが
銀板を切ったりする時等はこのスリ板があると大変便利です。

板はこの様に使用します。
一般的に大きい木材などを切る時はノコギリを前後に動かし物を切りますが
彫金等ではこの様に上下に動かし物を切断するのが基本です。

その為にスリ板は机よりも少し出っ張っていて
切る際に物を固定しやすいように丸い穴が開いております。
よく考えられてますでしょ?(笑)
そして糸鋸は画像のような形状になっております。

この場合下に引いた際に物が切れていきます。
通常は刃を下向きで使用しますが職人の中には刃を逆にセットして使用する方もいらっしゃいます。
この糸ノコの刃は非常に折れやすいです。
初心者の方は恐らくボキボキ折ってしまうかと思います。
折れないようにするには力を入れない事と垂直にまっすぐ上下に動かす事でございます。
お次はヤスリでございます。
ヤスリも同様に方向がございます。

押すと対象物が削れていきます。
よくヤスリを使う時に前後へと擦りつけますが
実は引く際に力を入れると削れないばかりかヤスリを傷める事にもなるそうです。
なのでヤスリを使う時は押す側だけに力を入れ引く際は力を抜きましょう。
ちなみに私は戻す際は物に当てず一度離してから行っています。
ヤスリをかける時の基本はこの様に対象物と直角にかけます。

このようにヤスリが斜めになってしまうとヤスリが当たっている角だけ削れて
余計な溝が出来たり斜めに削れてしまったりしてしまいます。

まずはこのヤスリ掛けの基本を覚えるといいでしょう。
実際作業をしていくと例外も出てくるかも知れませんが
まずはこの基本で面をきっちり出せるように練習しましょう。
面だしは基本中の基本でございますです。
じゃあ、偉そうに言っているお前はちゃんと出来てんのかよ!?
って質問は受け付けません!(笑)
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【アクセサリー製作】ワックスについて
【第二回~ワックスについて~】
前回でもお話しましたがロストワックスでは
ワックスと呼ばれる蝋を削って原型を製作します。
今回はそのワックスについてのお話です。
ワックスの性質としては蝋燭を思い浮かべていただけるとわかりやすいと思います。
熱を加えれば溶け冷えればまた固まります。
この性質が原型を製作する上で非常に重要な点となります。
パーツを別々に製作して熱で溶かし合わせたり
失敗して削り過ぎた部分を補正したり
場合によってはデザインその物を盛る事によって成型したりできます。
一言でワックスといいましてもその種類は非常に豊富です。
一般的に多く使われるのがハードワックスと呼ばれる物↓

このハードワックスにも硬さや形がいろいろあります。
リング状の物、板状の物、ブロック状の物
それぞれのアイテムの大きさやデザインによって使い分けます。
中にはバングル用の大きいリング状のワックスも存在します。
硬さもそれぞれ原型師によって好みが分かれる所で
原型師の中には自分にあった硬さをそれぞれ溶かし合わせる事でブレンドして使う方もいらっしゃいます。
ハードワックスの硬さは色によって区分されています。
【柔らかい】 ブルー→パープル→グリーン 【硬い】
※上記はあくまで参考でメーカーさんによっても差がございますのでご注意ください。
最近では仕上がりをイメージしやすいように金色や銀色のワックス等も存在しております。
上記のハードワックスの他にも
シートワックス、インレイワックス、インジェクションワックス、蜜蝋、水溶性ワックスなど等
メーカーさんによって様々な形状、性質、色を持ったワックスが販売されております。
デザインによってどのワックスを使用して製作するかも原型製作をする上で重要となってきますね。
面白い所では蜜蝋を鍋で溶かし、その中にレースの布を浸して
その布に蜜蝋を染み込ませる事でレース模様のリング等を手軽に製作するなんて事もできます。
深い所まで説明するととんでもない長い文になってしまいますので
簡単に説明させていただきました。
程よい硬さで割れにくい事から一般的に初心者の方はまずブルーのハードワックスから始められる事が多いようです。
色々使ってみてご自分に合った硬さをチョイスする事をお勧めします。
ちなみに私はデザインによって使い分けたり
一般の方や彫金師の方でも入手が困難なワックスを使用しておりますがね。(笑)
続きを見る
前の記事をみる
【Silver Accessories J.O公式HP】
http://www.h7.dion.ne.jp/~j.o/
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前回でもお話しましたがロストワックスでは
ワックスと呼ばれる蝋を削って原型を製作します。
今回はそのワックスについてのお話です。
ワックスの性質としては蝋燭を思い浮かべていただけるとわかりやすいと思います。
熱を加えれば溶け冷えればまた固まります。
この性質が原型を製作する上で非常に重要な点となります。
パーツを別々に製作して熱で溶かし合わせたり
失敗して削り過ぎた部分を補正したり
場合によってはデザインその物を盛る事によって成型したりできます。
一言でワックスといいましてもその種類は非常に豊富です。
一般的に多く使われるのがハードワックスと呼ばれる物↓

このハードワックスにも硬さや形がいろいろあります。
リング状の物、板状の物、ブロック状の物
それぞれのアイテムの大きさやデザインによって使い分けます。
中にはバングル用の大きいリング状のワックスも存在します。
硬さもそれぞれ原型師によって好みが分かれる所で
原型師の中には自分にあった硬さをそれぞれ溶かし合わせる事でブレンドして使う方もいらっしゃいます。
ハードワックスの硬さは色によって区分されています。
【柔らかい】 ブルー→パープル→グリーン 【硬い】
※上記はあくまで参考でメーカーさんによっても差がございますのでご注意ください。
最近では仕上がりをイメージしやすいように金色や銀色のワックス等も存在しております。
上記のハードワックスの他にも
シートワックス、インレイワックス、インジェクションワックス、蜜蝋、水溶性ワックスなど等
メーカーさんによって様々な形状、性質、色を持ったワックスが販売されております。
デザインによってどのワックスを使用して製作するかも原型製作をする上で重要となってきますね。
面白い所では蜜蝋を鍋で溶かし、その中にレースの布を浸して
その布に蜜蝋を染み込ませる事でレース模様のリング等を手軽に製作するなんて事もできます。
深い所まで説明するととんでもない長い文になってしまいますので
簡単に説明させていただきました。
程よい硬さで割れにくい事から一般的に初心者の方はまずブルーのハードワックスから始められる事が多いようです。
色々使ってみてご自分に合った硬さをチョイスする事をお勧めします。
ちなみに私はデザインによって使い分けたり
一般の方や彫金師の方でも入手が困難なワックスを使用しておりますがね。(笑)
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